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もうチョット詳しくケミカルピーリングについて |
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ピーリングとは英語で「はがす」という意味をもちます。
皮膚表面の古い角質をはがして新しい肌が生まれるのを助け、
健康な美しい肌を取り戻す方法です。
元は、ケロイド体質でない方が、軽いヤケドが治った痕の、
皮膚が若返る事から発見された治療方法です。
酸性の薬剤を用いて老化した角質を剥離することで、正常なターンオーバーに戻す肌の改善方法です。通常、正常なお肌は基底層で生まれた表皮細胞が角質層に達して最後に垢になってはがれ落ちる周期(ターンオーバー)が約28日間といわれています。しかし、ターンオーバーが乱れると、古い角質がお肌の表面にだんだんと厚く蓄積され、様々なお肌のトラブルの原因(角質が部分的に厚くなる、毛穴を詰まらせるなど)になります。薬剤の浸透させる深さで、用いる薬剤が異なります。
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ケミカルピーリングの効果 |
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ケミカルピーリングには角質の代謝亢進、真皮上層の細胞活性化などの効果があります。
また、下記のようなことにも効果があります。
- ■肌を柔らかくつるつるに
- ■シミを薄く
- ■くすみ
- ■赤ら顔
- ■シワ
- ■ニキビ・ニキビ跡
- ■毛穴引き締め、キメを細かくする
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ケミカルピーリング治療の手順、施術時間、ケア |
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● 表皮のみに作用するケミカルピーリング(AHA、BHA)
*施術手順
1.洗顔、化粧をよく落とします。
2.医師、看護師の指導の元、薬剤を顔に塗布。
3.中和剤が塗られます。
4.よく洗顔します。
5.アフターケア(冷却など)
*施術時間
クリニックでのピーリングの所要時間は、およそ30分から1時間。
施術後は化粧できるが、必ず日焼け止めを塗布。
施術過程治療期間は1〜2週に1回を、5〜6回続けての継続治療なので3ヶ月程度。
● 真皮層まで作用するケミカルピーリング(TCA)
AHAやBHAに比べピーリング効果が高い分、副作用もあって
現在日本では専門の知識と技術をもつ施設でのみ行われる。
このTCAは正しい使用により表皮だけでなく真皮にも作用するもので、
滞りがちなターンオーバーの改善にもつながる。
また、発生中の炎症性のにきびだけでなく、にきびの痕の瘢痕などにも効果がある。
この方法は術後すぐに化粧はできず、ダウンタイムが必要な治療。
通常のケミカルピーリングを繰り返していて、改善傾向がみられない場合において
施術をすすめる場合が多い。
*このような方は治療をおやめください
皮膚炎、ヘルペス結膜炎、鼻炎剃毛、除毛、脱毛などにより
皮膚に傷のある方やステロイドの長期間投与者
*治療の手順
1.レチノイン酸とハイドロキノンが配合されたTHクリームを
6週間使用します。(色素沈着の起こしにくい肌状態にするためです。)
2.TCAを均一に塗布。
溶剤が肌に浸透するまでかなりピリピリとした熱感をもった痛みがあるが、すぐに引きます。
場合によって短時間の麻酔があります。
*治療時間・期間
施術時間1時間くらい。
通常のケミカルピーリングのように、一気に連続して行なう事はありません。
様子を見ながら、施術を決めます。
*術後のケア
その後炎症を押さえる内服、術後3日目からは皮膚が剥け出しはじめて
1週間で新しい皮膚が出現します。
この時期に紫外線にあたると色素沈着になるため、
UVケアを徹底してください.。無理に皮膚をはがしてもいけません!
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